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2009年2月14日 (土)

090214

Galceran, Jordi. Palabras encadenadas. Madrid: Asociación de directores de escena de España. 1999.

上演には練達の役者が二人必要。オリジナルはカタルーニャ語で書かれた戯曲。言葉遊びや自由連想、繰り返されるどんでん返し、ミニマルな舞台空間で上演可能。しかし舞台がこの原作を越えられるか?と思いきや映画にまでなっているそうな。

Millás, Juan José. Cuentos de adúlteros desorientados. Barcelona: Debolsillo, 2007.

序文を除けば26の短編が収められている。短編と言ってもショートショートというべき長さのものが多く(「アフリカへの旅」を別にして)、つまりディテールの込み入った話ではなく、奇想で笑わせたり、はっとさせたり、そんな小品がたくさん収められている。スペイン語も易しいのだが、それより何より話が面白いため、次々と読んでいきたくなる。止まらない。不倫というまあある種の特別な状況に根ざしており、これはシチュエーション・コメディといえる。

この作家、すべての収録作品が同じフレーズで始まる短編集を作ったり、とにかくあからさまに楽しい文学装置を次々と開陳する。久々によい作家に出会ったと思う。個人的に今最も翻訳・紹介したい作家。なんとか機会を探したいものです。

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